他の人より汗の量が多い、汗をかくと臭いが気になる、そんな悩みを持ち始めたのは中学性のころです。
元々暑がりで代謝が良く、母も同じような体質だったので気付かなかったのですが、体育後や夏の暑い時期でなくても脇の汗がひどいことがよくありました。
ワキガという言葉を知ったのも同時期で、セルフチェックシートで確認してみるとほとんどが当てはまり愕然としました。
思春期に入り人目が気になるようになると尚更、自分はおかしい、周りもきっと臭いと思っていると疑心暗鬼になり内向的な性格になっていきました。
ワキガの悩みは消えないまま、学生時代は制汗剤をいくつも試し、汗をこまめに拭いたり着替えるようにして何とかやり過ごしました。
本気で何とかしたいと思ったのが社会人になってすぐ、好きな人ができたのがきっかけです。
治療は手術するしかないと思っていましたが、切らずにできる治療があることを知り、思い切って千葉のクリニックに連絡を入れました。
それまでもワキガを何とか治したいという思いはありましたが、手術の痛みや傷跡が残ることに抵抗があり踏み切れないでいました。